主婦兼イラストレーター。 多摩美術大学日本画科所属。
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私は3年次まで多摩美のフラメンコ部に所属して
バイレ(踊り手)をやっていました。
フラメンコはとっても感動出来る舞踏なのですが、
その魅力をちょっとご紹介。
1
フラメンコは大地に向かって踊って行く底力が
凄い踊りです!空に向かって行く踊り(ベリーダンス等)
もありますが、フラメンコはど迫力で
足打ちして、カッコいい踊りが多いです。
2
大学によって、同じ曲目でも全然違います!
例えば同じアレグリアスでも、教わっている
教室・大学によって、全く違うので、
見るたびに感動できます。
大学によってカラーがあって、可愛い踊り、
カッコいい踊り等、多彩です。
ちなみに多摩美はリノ先生のガツガツした
迫力ある踊りが特長!郡部でも1人1人が
違ったポーズを取ったりめっちゃ凝ってます。
3
男の子のバイレがカッコいい!(笑)
女性が殆どのフラメンコですが、男性の踊り手
さんがスーツで踊るのはめっちゃカッコいいです!
4
衣装が綺麗!
踊っていてふわっと回転する時に、ファルダ(スカート)
が舞い上がってとても綺麗です。
演目に寄って、衣装をお揃いにしたり、
衣装は個性豊かだけど、ちょっとした小物、ピアス
なんかをお揃いにしていたりして、細かい部分もチェック
するとより楽しめます。
これが多摩美の先輩方です!綺麗でしょ!
衣装に合わせてアバニコ(扇子)を合わせています。
ほかにもシージョというスカーフがあったり、
カスタネットやコルドベス(帽子)があったり、
とっても多彩です。
シージョが舞い上がる様子は翼みたいで綺麗です!
ほんと見ていてあっという間に公演が終わってしまう
程楽しいです。
5
お客さまも参加出来る!
ハレオといって、曲の途中で、ここカッコいい!
と思ったら大きな声で「オレ!」とか言う事で
お客様も演目に参加出来ます!
「トマ!」「ボニータ!」「アサ!」等
特にルールはないので、カッコいいと思ったら
積極的に掛けて行くと盛り上がりますよ!
6
踊りだけではなく歌やギターがすごい!
元々フラメンコは歌から始まっており、
スペイン語の歌が楽しめます(^_^)!
以上です。如何でしょうか(^_^)
とっても楽しいフラメンコ、
まずは公演に行こう!
3月16日にノヴェンバー イレブンスで
学生フラメンコライブがありますので、
03-3588-8104に予約して行って見ましょう!
ちなみに…関係ないんですけど、私の卒業制作が
めっちゃ話題になっており、嬉しいやら恥ずかしい
やらでした。
追記:拍手ありがとうございました!
N様
>昨年、目黒さんの作品に触れる機会がありました。
> 一見淑やかな外見と、作品の激しさのギャップに触れ、
>後背を断った覚悟をうかがいました。
>10年前からの積み重ねで、
>今の目黒さんがあるのだと納得しました。
嬉しいお言葉本当にありがとうございます。
私の絵はは首根っこ掴んでガタガタ言わせたる!って
感じなので、淑やかではないですね(笑)。
書店で見た時、パッと目に入るような絵を目指します。
現在卒業制作に着手していますが、3年時と4年時のそれぞれ春・夏コンクールにて4連続入選を果たすことが出来、ほっとしているところですε-(´▽`) ホッ
私が多摩美に入ったいきさつを書いておきます。もし受験生の方が読んでいたら、迷ったら多摩美においで~~~!と、思っています。
私自身は日本画は描写力が身に付くという予備校の教え(笑)で日本画を受験しました。
それが倍率が一番高くて、敷居が高いと知ったのは、受験した時です(^_^;A
そして、武蔵野美術大学、多摩美術大学を受験し、多摩美の日本画に決まりました。
私が美大の予備校に行こうと思ってお試しレッスンに通い始めたのが、11月でした。
その頃はなんとなく2~3年がかりで受かればいいな、位に思っていたのですが、まさかの合格でびっくりしました。
みんなが2~3年浪人も当たり前の世界で、3ヶ月で受かってしまったのは、多分、多摩美は実技の出題が人物であること(私はクロッキーは以前から沢山やったり、クロッキー会に通ったりしていたので)が良かったのかなと思います。
後、英語と国語のテストがあるのですが、これは両方共2回チャンスがあるので、両方受けることをお勧めします。良い方の点数で見てくれます。
まあ、3ヶ月だし、受からないだろう、と思っていたので、実際試験が終わる迄多摩美の日本画ってどんな絵を描くの?と思っていたのですが、入試が終わってから多摩美の日本画ってどんなの?と、思って調べた時、黒木美都子先輩の絵を見つけたんです。卒業制作の「天照」「月読」がかっこいいのなんのって…。それから他の先輩の絵も沢山見て、多摩美が良いかも、絶対に多摩美に入りたい、に変わりました。
(藝大はセンター試験の応募に間に合わなかったので受けてません。まあ、無理だったでしょう。)
実際入ってみると、皆んなめっちゃ上手いし早いし、私は底辺。教授と一緒の研究会でも皆んな褒められているのに、私の絵だけ、どこかで見たような絵だからとダメ出し。
ダメダメな状態が2年まで続いて、どうした物だか、と思い始めた頃、予備校で一緒で、私の一年後に入学して来たNさんがコンクールで選抜されていて衝撃を受けました。100号の画面いっぱいに、ただ手のアップで、互いの手を握り合っただけの作品でした。その時、「シンプルで力強いメッセージ」を私は教わったと思います。
3年時の春コンで最初私は「hope」という少年を描いていましたが、自分は希望を持っているのか、そんな良い子なのかと思いました。その時、画材屋の近くに石油タンクの貨物列車が止まっていました。何億年ぶりに人の手によって掘り出された化石燃料が、静かにとどまっていました。
私は春コンの為に新たに貨物列車の絵を一枚描きました。それが「億年の積載」です。
この絵が教授の目にとまり、春コンに入選。続いてアジア創造美術展審査員特別賞を受賞し、多摩美の公式パンフレットに大きく紹介されました。
3年時はモノトーンでコンクールに入選しましたが、その後、色彩に惹かれて岩絵の具だけで描いた人物が好評をいただいて、4年の春、夏コンクールに入選することが出来ました。
美大に入る意味ですが、私は行って良かったです。入る前に色々教授や予備校で聞いたところ、デッサンや所謂上手い絵を描くなら予備校で十分だと言われました。多摩美日本画ではデッサンが出来ないと入れないので、受かった後は上手い仲間と一緒に自分の絵を育むことになります。
特に多摩美では長期休暇中にコンクールがあるので、選抜されるにはハードルがあります。
このコンクールは凄く励みになるし、ただ上手い絵では絶対に入選しません。コンクールで入選すると、絵をエントランスに展示するので、先輩後輩に絵を覚えて貰うことができるのも利点です。このコンクールが縁でグループが出来たりします。このコンクールのお陰で、私は現在修士2年の山本瞳先輩を少年展にお誘い出来ました。少年展は、藝大の修士1年の大山奈々子先輩も参加して、超凄いメンバーです!私も頑張る
コンクールに毎回選ばれる実力者は外部の公募で大賞を貰ったり(山本瞳先輩は金谷美術館大賞受賞)留学、学生時代からジブリに採用されたりします。私はまあ、幸いに講談社など複数のシリーズ物の依頼で、装丁イラストを描いています。
一方闇も深くて、精神的に追い詰められ、登校出来なくなったり、描けなくなる子も。しかし、多摩美はそうした環境にある人でも最大限配慮し、良く言えば寛大に卒業出来るように調整します。
後は、日本画は倍率が高いので、編入と言う裏ワザがあります。私の代では、女子美短大、専門学校、多摩美版画科から編入がありました。
私の場合は多摩美日本画が肌に合ったのですが、別に美大を必要としない人も当然いますし、私もpixivの講座をチェックしたり、絵は誰でも描ける楽しい趣味。
これから10月末には多摩美も学校祭がありますので、興味を持って下さったなら、ぜひいらして下さいね(^^)/